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Misao’s bible diary

教会の奥義・キリストにある一致

全世界に臨もうとしている試練の時に、あなたを防ぎ守ろう

艱難期前携挙説の根拠とされている最も力強い御言葉に黙示録3:10があります。

 

黙示録3:10「全世界に臨もうとしている試練の時に、あなたを防ぎ守ろう。」(口語訳)

もし、このみことばが艱難期前携挙説が正しいということの証明になり得たとしても、周知の通り、たった一つの御言葉の解釈から一つの答えを導きだすのは賢明ではありません。他の聖書箇所全体との調和を持った解答を導きだすべきでしょう。

 

私の見解では、パウロ書簡やイエス様ご自身のことばから、艱難期前に私たちを天に引き上げるために迎えに来る、というメッセージは見えてこないのです。

 

黙示録3:10の「全世界に臨もうとしている試練の時に、あなたを防ぎ守ろう。」の直前の御言葉をみてください。

黙示録3:10前半「忍耐についてのわたしの言葉をあなたが守ったから、わたしも地上に住む者たちをためすために全世界に臨もうとしている試練の時に、あなたを防ぎ守ろう。」とあります。

「忍耐についてのわたしの言葉」とは、何でしょうか。

 

黙示録3:10はヨハネではなく、イエスさまの言葉です。

「艱難は忍耐を生み出し…」などは有名な御言葉ですが、イエスご自身が語られた言葉ではありません。

ヤコブ5:7-12も、苦難と忍耐について書いてありますが、イエスの言葉ではありません。

 

黙示録3:10の「わたしの忍耐について言った言葉」はルカ21章にあります。

ルカ21:16-19「しかし、あなたがたは両親、兄弟、親族、友人にさえ裏切られるであろう。また、あなたがたの中で殺されるものもあろう。 また、わたしの名のゆえにすべての人に憎まれるであろう。 しかし、あなたがたの髪の毛一すじでも失われることはない。 あなたがたは耐え忍ぶことによって、自分の魂をかち取るであろう。」このイエス様の言葉は、試練の中にあっても忍耐することを命じていませんか?

忍耐すれば、神の完全なまもりがあると、約束されていないでしょうか?

 

また、黙示録14:12には、「神の戒めを守り、イエスに対する信仰を持ち続ける聖徒たちの忍耐はここにある。」とあります。